福岡県の南西部に属し筑後とも呼ばれる八女市は、南東部には山並みが幾重にも重なり、特産の「八女茶」の茶畑と田園風景が広がる中を矢部川が流れています。春夏秋冬、それぞれの季節で楽しめる大自然が溢れていて、咲き誇る花や広く青い空、新茶のシーズンは大茶園には緑の絨毯が一面に広がり、皆さんとても感動してくださいます。中でも、大自然に沈む夕日や昇る朝日の雄大な美しさは格別なものがあります。
国選定重要伝統的建造物群保存地区である八女福島の町家は土蔵造りが多く、商家的な色彩と職人の工房的な色彩を併せ持った、江戸、明治、大正、昭和初期の伝統様式の150軒ほどの建物が旧往環道路沿いに連なっています。古くからの町屋を時代を超えて市民が守り続けている美しい町並みと、古き良き日本の懐かしさを感じるこの風景は僕たちのアイデンティティです。
江戸時代から手すき和紙などの手工業が始まり、現在は八女福島仏壇・八女提灯・久留米絣(国指定伝統的工芸品)、手すき和紙、石灯籠、八女矢、竹細工、和こま、赤坂人形、八女すだれ、その他焼物、木工品(県知事指定特産工芸品・民芸品)など九州における伝統工芸産業の集積地、伝統工芸のまちとなっており、昔ながらの町屋に手工業者が工房を連ねています。
八女伝統工芸館
〒834-0031 福岡県八女市本町2−123−2
矢部屋 許斐本家
〒834-0031 福岡県八女市本町126
株式会社 喜多屋
〒834-0031 福岡県八女市本町374
朝日屋酒店
〒834-0031 福岡県八女市本町2-105 旧八女郡役所内
まる舎茶房
〒834-0031 福岡県八女市本町154